どうもゴムハヤシです。
皆さまコロナ禍の中いかがお過ごしでしょうか？
私は絶賛テレワーク中です。コンビニに行く以外は月曜日から金曜日まで家から出ることは無くなってしまいました。かといって土日の休日でもコロナがあるためアクティブには動けません。本当コロナが憎い。いつになったら収束してくれるのでしょうか？
皆さまも既に気を付けててはいると思いますが一緒に健康第一で乗り切りましょう！
さて、私は平日は先ほど書いた通りほぼ家に籠りっぱなしなので休日は極力外に出るようにしています。もちろんコロナに気を付けながら。
今回のお店をネットで見かけて興味を持ち勇気を出して行ってみることにしました。
今回は中央線 西八王子駅近くにある「豚珍汗（とんちんかん）」という定食屋さんについて書いていきます。
正直第一印象は最悪でした…
お店の前まで来ましたが店が前で怖気付き躊躇。。
「本当に俺はこのお店に入るのか？」と何度も自問自答ししばらくお店の前を行ったり来たりしました。
こういう時小心者は思い切って入れないから辛いです。。
そして擦りガラスのため店内も見れないのが余計に不安を煽ります。
思い切ってお店に入ります。
・・・！？
入った瞬間、「失敗した！」とコロナで潔癖化された私の心が叫んでいました。
私が想像していたより遥かに店内の年季が入っていました。
しかも今は1月。店内は石油ストーブ一台で温めているようでかなり寒いです。
もう一度入った以上は引き返せません。
この時点では正直かなり後悔しております。。
トリカラアゲ定食が人気らしい
お店の奥から
「カレーが美味しいよー。」
とご主人の声。
小心者の私は一瞬「じゃあそれでお願いします。」と言いかけます。
しかし！ここに来る前に下調べはしていました。
「このお店はカラアゲがうまい」と。
とはいえ一応メニューを見てみます。
メニューがこれまた年季が入っています。
調べて評判の良かった「トリカラアゲ定食」は500円。かなり安いです。
色々メニューを見てみると「チキンカツライス定」550円も気になる。
そしてメニューも「○○定食」まで書いてあるものと「○○定」で終わっているものがあり、文字数制限でもあるのかななんて勘ぐってしまいました。メニュー表記の統一感の無さがまた良い味を出しています。
散々迷いましたが今回直感的に「チキンカツライス定」が気になったので本能に任せてそっちに決めました！
「すみません、チキンカツライスでお願いします。」
50年以上前から時が止まっている店内
お店のご主人はジャンパーを着ています。そのまま厨房に入り作り始めます。
さて、寒い店内の中客は私一人。
おそらくこのお店は八王子の学生たちの憩いの場なのでしょう。店内に飾られた落書きの数々がそれを象徴しています。
ご主人と世間話ができるほど私も社交的ではないため、店内にラジオの音だけが響きます。漫画本も置かれていますがこれまたかなり年季が入っているため手に取るのを躊躇います。
店内の椅子や扇風機、鏡、全てが昭和のまま止まっているようでした。
本当にこのお店の料理は旨いのだろうか？不安からか待っている間ひたすら食べログの口コミを見返します。
もちろん今コロナ禍なのでさすが混んでいるとは思っていませんでした。
しかしいつも店選びに関しては冴えていると自負していたセンサーも今回は外れたと思いました。
調べるとこのお店は私が生まれる遥か昔、50年以上前からやっているらしいです。
店内の壁には大学生や子供たちからのカラアゲ定食に対する愛のこもったメッセージの数々が貼られていました。日付を見ると20年以上前の落書きだったりしてかなりノスタルジーを感じさせます。
ここにきてカラアゲ定食にすれば良かったと後悔してきました。
まあでもこれほどみんなから愛されているなら大丈夫なお店だろうと自分に言い聞かせながら待ちます。
ひたすら待つこと40分…
とにかく待つ。対象も黙々と料理を作っているため、話しかけずにひたすら無言で待ちました。これは体感時間ではありません。本当に４０分待ちました。
別にいやらしくストップウォッチなどで計っていたわけではありません。
店内に入る前の外観をスマホで撮っていたのでその写真のタイムスタンプから大体の時間を割り出せていたのです。とは言っても高齢のご主人一人でやっているし、素人ながらに今コロナ禍でお客さんも少ないだろうから仕込みとか、なんか、こう色々あるのかななんて考えました。そこは別に気にしませんでした。全くではありませんが。。
油で揚げる音が聞こえてきたのでそろそろかな？と思いました。
そしてようやく注文した料理「チキンカツライス定」が来ました！
それはまるで高級レストランの料理のよう
見てくださいこのボリューム。
見た目は美しいとはいえませんが、食欲をそそります。これでライスとみそ汁がついて５５０円(税込み)は安すぎる！
まず見た目のボリュームで５５０円の価値は超えています。
４０分も待てばさすがにおなかもペコペコなので早速食べてみたいと思います。
550円でこのボリュームは驚いた。このカツの下に４分の１丁ほどの冷ややっこと大きなたくあんが３枚ほど隠れています。
これだけでまあまあ満足。あとは不味くなければいいなぁなんて思いながらカツを一切れ口に入れました。
まず衣がパリッとしています、サクッではなくパリッと。
そして分厚いが柔らかい鶏肉。
月並みの言葉ですが臭みなく口の中で衣のパリッとした食感と柔らかくて上品な鶏肉がマッチしていて楽しめます。
店内の雰囲気からは想像つかないくらい上品で繊細な食感と味です。見た目は別として味と食感だけなら少しいい雰囲気のレストランで出てきてもなんの違和感もない味。
待っている間に抱いていた不安が全て吹き飛びました。「これだったのか」と。
そして米も味噌汁も美味しかった。40分待って食べていた時間は5分ほど。
それでもとても満足でした。
逆にコロナ禍だし一人でよかったと思えました。
最後にご主人に「めちゃくちゃ美味かった」ということを伝えて550円払い店を後にしました。
まとめ
トータルで満足！
次回はみんなが勧める「カラアゲ定食」を食べてみようと思います。きっと満足できるでしょう。
しかしあの「40分」をどうやって過ごすかだな、次回は瓶ビール（470円）でも飲みながら待つとするか。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
